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【ポーカー戦略】インプライドオッズ

オッズとインプライドオッズ

オッズの計算では、勝ったときに得られる金額を「いまポットにある金額」と定義しています。

インプライドオッズの計算では、勝ったときに得られる金額を次のように定義します。

現在ポットにある金額+次以降のターンでポットに入る見込額

 

この考え方により、ベットされたときにオッズが合わない状況でも、インプライドオッズを考慮すればコールできるケースがあります。

(例)ドローハンド

インプライドオッズをよく使う場面は、フラッシュドローでコールすべきかどうか判断するときでしょう。

たとえば、次の状況を考えて見ます。

ターン (ポット:$200)

(相手)  
※これまでの打ち方から見て、おそらくのツーペアと予想

ボード        

(自分)  

自分はハートのフラッシュドローを持っており、リバーでハートを引ければ逆転できるとします。
そして、相手のハンドは相当強いハンド(たとえばAKのツーペア)であると予想しており、リバーでハートを引いてベットしてもコールしてくれると考えていたとします。
ポットには$200あります。

この状況で、相手から $100のベット(ポットの半分)をされました。

■オッズで計算する場合

逆転できるアウツはハートの9枚で、見えていない残りカードは46枚のため、リバーでハートを引ける確率は9÷46≒約20%です。

一方、コールするために必要な額は$100で、コールした場合のポット額は$400のため、期待値は次のように計算されます。

(勝った場合:20%) ($400 – $100) × 20% = $60
(負けた場合:80%) -$100 × 80% = -$80

(期待値)$60 + (-$80) = -$20

オッズ計算の考え方だと、期待値がマイナスになるためコールすべきでない結論になります。

■インプライドオッズを含めた場合

ここで、インプライドオッズを含めて計算してみます。

リバーでハートを引いてフラッシュが完成してポットの7割($400 × 0.7 = $280)をベットしても、相手はハンドが強いためコールしてくれるだろうと見積もったとします。

その場合、期待値は次のように計算されます。

(勝った場合:20%) ($400 + $280 – $100) × 20% = $116
(負けた場合:80%) -$100 × 80% = -$80
※オレンジの$280が、リバーで相手がコールしてくれる分

(期待値)$116 + (-$80) = $36

インプライドオッズを含めた考え方だと、期待値がプラスになるためコールすることが正しくなります。

インプライドオッズの注意点

インプライドオッズは、オッズ計算に次以降のターンで得られる金額も含める方法です。
そのため、いくつか注意点もあります。

  • 相手のハンドが強いと予想され、そのためドローが完成しても十分な額のベットをコールしてくれること
  • あるいは、ボードから見えにくいハンド(セットやストレート)を持っていること
  • ドローが完成したときに逆転できていること (上のストレートやフラッシュを持たれていないこと)