ポーカーにはいろんなスラング(俗語)があります。
■フィッシュ
いわゆるカモのことです。
また、強いハンドを持ちながら隠れている、あるいはベットを小額に抑えてコールさせることを「釣る」といったりします。
海外では海にたとえることが多いような気がします。
■水族館
フィッシュ(カモ)が多いテーブルのことです。いわゆる、おいしい場所となります。
たまにフィッシュが偶然で強いハンドを完成させて負けることがありますが、怒ってはいけません。
フィル・ゴードンの著書で「水族館ではお静かに」と記されています。
■ホエール(鯨)
金持ちのことです。フィッシュでもありますが、負けても豊富な資金があるため、たまにラッキーでとんでもないハンドを完成させたりします。
負け組もここまで到達すれば、一定の敬意を持たれる気がします。
なお、カジノではVIPと言うそうです。
■ABCプレイヤー
教科書どおりタイトに打って、強いハンドが出来たらきちんとベットするプレイヤーです。
間違いではないのですが、ポーカーは教科書どおりにいかないのが面白いところで、悪い大人に引っ掛けられるタイプです。
ネットで勉強はしてきたけど経験不足な、若いプレイヤーに多いようです。
■ヘッズアップ、ヘッズ
1対1の勝負です。
トーナメントの最後は優勝者と準優勝者の争いになるので、必ずヘッズアップになります。
■American Airline、ロケット
最強ハンドAAのことです。
最初に配られた2枚で、AAが来る確率は約221分の1です。
このハンドで負けると、「墜落」「落ちた」と言ったりします。
■ビッグスリック
AKのことです。
ビッグスリックは、直訳すると「大滑り」になります。
強いハンドですが、ボードにA、Kが落ちなければペア完成ならず、ただのハイカードです。
ボードにヒットしないことを「滑る」と表現します。
■フィッシュフック、釣り針
JJのことです。
Jの文字が釣り針に似ていることから、このスラングがつけられています。
JJは降りるには強すぎるハンドで、勝負するには微妙なハンドです。
レイズしたところでだいたいAK、AQあたりにはコールされますし、ボードに上の数字が1枚だけ出たらセカンドペアとなり、勝ってるのか負けてるのか難しい判断を迫られます。
■最弱ハンド
72オフスーツのことです。
4ギャップあるためストレートに絡まず、フラッシュも狙えず、数字も低いので、複数人がいるテーブルでは最弱ハンドになります。
なお、ヘッズアップではハイカード、ペアが強いため、32オフスーツが最弱ハンドになります。
■スハダクラブ
スーツの強さは♠ > ♥ > ♦ > ♣の順ですので、これの頭文字をとってス(ペード)・ハ(-ト)・ダ(イヤ)・クラブと覚えます。