ポーカーは運の要素が強い一方、非常にメンタルに左右されるゲームです。
全然良いハンドが来なかったり、たまに良いハンドが来ても相手に薄いアウツを引かれたり。
そんなとき、知らず知らずのうちに雑なプレイをしていることが多いです。
そこで、ポーカーとメンタルについて考えてみたいと思います。
目次
ダウンスイング
完全に正しいプレイをしていても、運の要素に左右されて負けることはしょっちゅうです。
プロでも3日のうち1日は負けて帰る日があります。
さらにダウンスイングを拗らせると、いまのプレイが正しいのかどうか自信が無くなってくることにもつながるでしょう。その結果、プレイが極端に固くなることがあります。
- スチールやレイズが減って、本当に強いハンドしか参加しない ⇒ ハンドが読まれやすい
- CBなどのブラフが打てなくなる ⇒ Aハイで勝ってるハンドを使って相手を攻撃できない
- 相手のハンドを強く見積もりすぎる ⇒ バリューベットができない
プレイが荒くなるよりはマシですが、これではそれなりの相手に勝つことはできません。
そんなとき、どうやってメンタルを回復すればよいのでしょうか?
休憩を取る、リズムを変える
まずは休憩を取ります。10~20分ほど、ポーカー以外のことをして気分転換をします。
それでも駄目な場合は、リズムを変えます。まずはいつもと違うことをやるよう心がけてみること。それが難しいなら、新しいテーブルへ移るのも一つの方法です。
長期のダウンスイング
それでもダウンスイングが改善せず、長期にこじらせてしまった場合。
そんなときは、数日~数週間、ポーカーのダウンスイングが記憶から薄れるまでしばらく距離を置きます。
ダウンスイングに伴うネガティブな思考が払拭されることで、気持ちを新たに良いプレイができるようになるでしょう。
逃げ道を作る
さて、これらのことはそれなりにギャンブル経験があるのであれば、誰かから聞いたり経験的に身についていたりしてわかっていることかもしれません。しかし、それでも実際にできないのはなぜでしょうか?
それは、ポーカーをしなくなった時の逃げ道を用意していないからです。
負け額の上限を設定して、それをオーバーしたら辞めると決めていたとしても、いざその状況になったときに辞めて何をするのか計画が立っていなかったりします。結局、いろいろと自分に言い訳をして離れられなかったりします。
なので、まずは退路を確保すること。退路を確保してからポーカーに臨むことで、休むべきときにさっと次の行動へ移れるようになります。
ティルト
ティルトとはイライラしている、熱くなっている、カッとしているなどの意味で使われますが、日本語に訳すと傾斜を意味します。
つまり、精神的にどちらか一方へ極端に傾いている状態を指しており、ルース過ぎるだけでなくロック過ぎる状態も含みます。
次のようなことがあったとき、ティルト状態になることがあります。
- バッドビートを食らったとき
- 残りチップが少ないとき
- ポーカー外のトラブルや、嫌なことを思い出したとき
主な症状
ティルトなプレイヤーは、次のような行動をとりやすいです。
- ルーズになり、恨みのある相手(バッドビートを食らわされた相手など)にエニーハンドでコールする
- マージナルなハンドで参加する
- そこそこ強いが危険なハンド(トップヒット弱キッカー、下ストレートなど)で突っ込んでくる
また、逆に極端なロックとなることもあります。
ティルト状態の相手をやっつける
ティルト状態のプレイヤーにブラフをしかけないようにします。
弱いキッカーやセカンドペア、ドローでもたいていコールされてしまいます。
逆に、強いハンドであれば思い切って大目にベットしても大丈夫です。
相手がブラフと思ってコールしてくれます。
自分がティルトにならないためには?
まず、次のようなときはプレイをしないようにします。
- あらかじめ決めたボーダー以上に負けたとき
※3バイイン以上負けたらその日はプレイしないプロもいるそうです - 酔っているとき
- 日常生活で嫌なことがあったとき、疲れているとき
- その他、ポーカーをする気分になれないとき
また、バンクロールは十分に用意しておきましょう。
バンクロールが少ないと、マネープレッシャーがかかり正常なプレイが出来なくなることがあります。
メンタルが原因で負ける理由10選
メンタル管理はきちんと出来ていますか?
次のような症状が現れたら少しティルトしている状態かもしれません。
当てはまるものがあれば少し休むことをおすすめします。
ブラフし過ぎ
ブラフはポーカーの華ですが、強いハンドを持っている相手にブラフをすることは損失を大きくするだけです。
一回ブラフをコールされることは、強いハンドでベットした時に相手にコールしてもらわないと釣り合わないぐらいの損失になります。
何もないハンドでセカンドバレル、トリプルバレルまで追いかけるのはやめましょう。
忍耐が足りない
ライブの場合、ゲーム進行が遅いのでタイトにプレイするとかなり暇です。そのためルーズになる傾向がありますが、そのようなときこそタイトにプレイすることで利益を生み出します。
レートが高すぎる
気軽にベットやブラフが出来ないレートなら、それはマネープレッシャーに押しつぶされています。
タイトになり過ぎてしまうと相手にハンドを読まれやすいですし、またTPTKになったときにセットやドローハンドで降りられず大けがしやすいです。
バンクロールに合わせたレートでプレイしましょう。
アルコールを飲んでいる
言わずもがな。
少しの勝ちでやめてしまう
勝てているということは、テーブルの状況が甘いからともいえます。
そのため少々の勝ちで利益を確定するのではなく、もっと追いかけるべきです。
手強いテーブルでプレイしている
強い相手とプレイして、五分五分になったところでレーキ分の損です。
フィッシュがいないテーブルでプレイすることは時間の無駄です。
自信過剰になっている
ルーズなライブのキャッシュゲームで、ブラフの重要度はそれほど高くないです。
鮮やかなプレイよりも、堅実なプレイの方が利益を出しやすいです。
多くのハンドをプレイしすぎる
ハンドを絞って、良いハンドでだけ参加するようにすれば自然と利益は出ます。
ティルトしている
大負けしたとき、バッドビートをくらったときは、しばらく休憩しましょう。
また、1日の負け限度額を設定しておくことも大事です。
プレイ時間が長すぎる
せっかく海外に来たのだからと、限界までプレイするのはお勧めできません。
知らないうちに疲労が溜まっており、判断力や記憶力が落ちています。
さらなる上達を目指す
ここまで読んでみて、さらにポーカーを知りたい、もっと強くなりたいと考えているかたも多いと思います。
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