ポーカープロと将来性

最近のポーカーブームで、ポーカープロを目指したいと考える人も増えてきましたね。
一方で、学校や仕事を辞めて専業を目指すことについては色々と議論があります。

そこで、これまで海外カジノを含めて多くの人やイベントを実際に見てきた経験を踏まえて、ポーカープロについて考えてみたいと思います。

誰でも一度はポーカーで食うことを考える

ぶっちゃけ、ポーカーで勝つこと自体はそれほど難しくないです。

ポーカーの魅力にハマって勉強して、それから海外カジノで真面目に打てば意外と簡単に勝てることに気づくでしょう。
大学生が初めての海外カジノにチャレンジして、そこで固く打って2~3万円ぐらい勝って帰るのは珍しいことではありません。

そうやってポーカーで勝てることが分かると、今度はこれで食えるんじゃないかと考えるのは人間の自然な流れでしょう。
おそらく、ほぼ全てのプレイヤーが一度はポーカーで食うことを考えたことがあると思います。

ポーカープロとは何か?

さて、ポーカーの「プロ」とはいったい何でしょうか?「専業」という近い単語もありますが、それとの違いは何でしょうか?

プロの定義

ギャンブルにおける「プロ」とは何かというテーマは昔から議論されています。
色々な考え方はありますが、多数意見はおおむね次のようなものでしょうか。

  • それで得た収益で生活している
  • 自分で名乗れば今日からプロになれる、特に資格はいらない

これらの考え方を要約すると、ポーカープロとは「それで食っている」こと、そして「プロはあくまで自称」という定義になると考えます。

一方で次のような考え方は意見が割れています。

  • その活動が時間や収入源などの割合から見て人生の大半を占めている
  • 他に本業が無く、その活動だけに専念している
  • 一般的なサラリーマン以上に稼いでこそプロ
  • 他人の役に立っているか、税金を払っているかどうか

これらは各人の価値観による部分が大きく、また「プロ」という単語を使う場面において本筋とは無関係な内容が多いです。

実際は専業がよく使われる

「プロ」に似た単語で「専業」というのがあり、海外カジノのポーカーテーブルで食っている人は「専業やってます」というほうが多いです。逆に「プロ」という単語はあまり使われないです。

専業とは読んで字のごとく、その業を専門に行うことです。

実際にポーカーで食っている人がその単語を使うのは「ポーカーで食ってるが別に資格もないし、あくまで自称である」という謙遜と、それ以上でもそれ以下でも無いということを明確にしたい心理が働いているように思います。

専業とプロのニュアンスの違い

海外カジノのポーカーテーブルで食っている「プロ」はあくまで「自称プロ」ですが、それが何かの団体や外部から「プロ認定」されることがあります。そのような場合はプロといって差し支えないでしょう。

ただ、そもそも「プロ認定」をする団体は、自社のサービスや製品を売り込むイメージキャラクターとしてプロのラベルを付けて担ぎ上げたいことが目的でしょう。したがって、そのような「プロ」はどちらかというとポーカー芸能人枠になってしまい、一般にイメージされるようなポーカーで勝って生活するというのとは趣が異なります。

なので、専業とプロのニュアンスの違いを整理すると次のようなものでしょうか。

  • 専業:ポーカーテーブルで勝った収益を得ている人
  • プロ:ポーカーという軸で露出して収益を得ている人

ポーカーのマネタイズと派生モデル

ポーカーで稼ぐというとまずは海外カジノで勝つことがイメージされると思いますが、そこから派生して色々な稼ぐ手段が生み出されています。
最近ではポーカー系YouTuberも出てきており、色々と活動が盛んなようです。

さて、ポーカーのマネタイズ方法は色々とありますが、大きく分けると次の4つに集約されると考えます。

① ポーカーテーブルで勝つ

ポーカーで稼ぐといったときにまずイメージされるのはこれでしょう。
海外カジノもあれば、オンラインでプレイするというのもあります。

ほとんどの人はここからスタートしてそれなりに勝てるようにはなれますが、結局は自分が打たないといけないので時間的な上限があって規模を拡大しづらいです。

パチプロの世界は軍団化して打ち子を雇うことで規模を拡大していますが、ポーカーはまだ打ち子が登場するほど成熟していないです。

② ノウハウを売る

ポーカーでそれなりに勝てるようになると、次はそのノウハウを販売して収益化することを考える人が多いです。
YouTubeやnote、あるいは本を出版するなどです。

これらは一度作ればあとは自動的に売れるので時間的な制約による規模の頭打ちは無いですが、最初にコンテンツを作る手間と比べて収益が低すぎるので労力に見合わないです。事業として成立するレベルにするにはコーチングを1万円/時間、限定ノウハウを30~50万円ぐらいで販売する必要がありますが、そこまで出せる消費者はほとんどいないでしょう。

なので、ノウハウ販売は赤字覚悟で他の事業へつなげるための投資か、あるいは本業で食えなくなったので割が悪いことを承知でやるしかないという形が多いです。

③ ハウス側になる

プレイヤーからハウス側としてポーカールームを運営する立場になることです。
日本では賭博が禁止されているため、アミューズメントカジノを立ち上げるという形になるでしょう。

事業としての収益は見込めますが、多額の投資が必要になること、また事業の立ち上げから運営まで自分の時間の大半を注ぎ込む必要があることから、実際にはなかなか踏み切ることが難しいです。

さらにプレイヤー側とハウス側では立場が異なるので、考え方を大きく変える必要があります。
金だけが目的なら他にも方法はありますし、本当にハウス側としてポーカーをやりたいかを考えさせられると思います。

④ 芸能人化する

ポーカー芸能人として世間に露出して、プロの肩書を付けてイメージキャラクターとして売り込むビジネスモデルです。何かのイベントやポーカー関連のイメージキャラクター、あるいはアミューズメントカジノの客寄せとして関わる形になります。

ポーカーの世界ではまだ確立していないビジネスモデルですが、先行している麻雀業界ではプロ団体がいくつかあります。

これからポーカーの世界でも広まっていくビジネスモデルかもしれませんが、ポーカーが強いということはそれほど重要視されず、むしろビジュアルやトークのほうが大事になってくるでしょう。

何を目指すか

ほとんどの人はポーカーの魅力にハマっていって、研究を重ねて、気が付いたら勝てるようになっていたでしょう。

しかし、ポーカーテーブルに張り付いて専業をやっているだけではそれ以上に伸びないです。
なのでその先について色々と考えるのですが、まだ正解と言える方向性は見つかっていないと思います。

なので、ポーカーの専業を極めていくのか、ポーカーを軸として他へ派生していくのか、いま一度考えてみるのはどうでしょうか?